今回点検報告として、ご紹介する太陽光発電所は30kw以下の低容量の太陽光発電所になります。

 

事業者様は遠方に住んでおり、今までメンテナンスを行ったことはなく、発電量を確認できる遠隔監視などは設置しておりませんでした。発電所の情報と言えば、毎月届く売電明細のみで、その売電明細から発電量の低下が発覚!

その後、はつでん管理人にスポット点検のご依頼がありました。

 

メンテナンスを行ってみると、まさかのトラブルと低容量ならではの太陽光発電所の問題点がありました。

 

目視点検

まずは、発電所の目視確認です。発電所全体を確認することはもちろん、パネルや架台、ケーブルやボルトのチェックなど細かく確認します。

 

◆パワコンの施工処理不足:適切に穴が塞がっていない。

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◆ビスの脱落

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◆閉塞処理不足

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どれも発電量に直接の影響はありませんが、放置すると雨水や虫などが侵入し、パワコンの故障につながる恐れがあります。

 

閉塞処理不足については、簡易的ではありますが応急処置を行いました。

太陽光発電所で使用している機器はすべて精密機器であり、どんな事でトラブルが起こるのかは予知できないため、十分な注意が必要になります。

 

雑草の影響

今回の点検で1番目立ったのが、雑草です。

既にケーブルに草が絡んでおり、ケーブルが抜けてしまうのも時間の問題でした。

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パネル全体を雑草が覆っており、発電量が著しく下がっていたのも納得がいきます。

パネル裏にも雑草が伸びており、パネル裏からの刺激を与えることによって、破損につながる可能性もあります。また、他にも至る所から雑草が生えていました。

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今回の発電所の場合、パネルだけではなく、パワコン周りにも雑草がひどく、パワコンについているファンに雑草が絡むことでパワコンの停止や故障につながる可能性もあります。

 

発電所全体の雑草の処理を行うのは、とても労力がいりますが、パネルの周辺やパワコンの周辺に関しては、こまめに雑草の行う必要があります。

 

IVカーブ測定によるストリング検査

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IVカーブ測定にて検査を行ったところ、ほとんどのストリングで通常の数値を下回っておりました。下回っていた要因として、パネル全体を覆っていた雑草が主な要因だと考えられます。

 

このまま放置をし続けると雑草の処理にさらに手間がかかるほか、発電量の低下、売電金額の低下にも繋がり、大きな売電ロスとなります。パネル自体も確認するために雑草対策後の発電量に関しても、こまめに注視していく必要があります。

 

 

 

低容量での発電所でも重要なメンテナンス

はつでん管理人では最近、低容量の太陽光発電所をご所有の事業者様からのお問合せが増加傾向にあります。そんな中でよく耳にするのが、「低容量なのに、メンテナンスをするのはもったいない」というお言葉です。

 

確かに投資目的で購入した太陽光発電所になるので、余計な費用を掛けずに運用することが1番だと思います。しかし、今回のように、太陽光発電所が満足に管理できておらず、売電ロスを起こしてしまっては、メンテナンスを行う以上に手間と費用をかけてしまうでしょう。

 

低容量の太陽光発電所になりますので、高い費用をかけて、パネル洗浄や細かいチェックを必ず行うべきとは言いません。とはいえ年に1度、数年に1度は、発電所の状況を確認しメンテナンスを行う事が重要です。

 

今年は寒い日が続いておりますが、これから季節は春を迎え、発電量も伸びてきますが、雑草も生い茂る季節となってきます。

 

はつでん管理人ではメンテナンスはもちろん、メンテナンスご契約後の発電所の運用についてのご相談も承っております。太陽光発電所でお困りの際は、お気軽にご相談下さい。

http://www.solar-manager.jp/

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